2026年7月20日、神戸文化ホール中ホールにて『ベストボディ・ジャパン2026兵庫・神戸大会』が開催された。ベストボディ部門ウーマンズクラス(40歳~49歳)では、今城梨恵(いまじょう・りえ/40)さんがグランプリに輝いた。今城さんは8月1日の『ベストボディ・ジャパン2026大阪大会』でもグランプリとなった。

40歳を機にベストボディ・ジャパン挑戦
今城さんは今回が大会初出場。40歳という節目を迎えた今城さんが挑戦を決意した理由は、「自分なんて」と思っていた弱い自分を変えたかったからだ。
「数年前、ベストボディに出場している友人の応援に行きました。感動して、『いつか私も出てみたい』という気持ちはあったのですが、仕事や子育てを理由に本気で挑戦する勇気はありませんでした」
シングルマザーとして仕事と子育てに向き合う日々。結婚、出産、離婚を経験し、仕事も懸命に頑張ってきた。それでも心のどこかには、満たされない思いが残っていたという。振り返れば、バレエ、水泳、劇団、ダンス、習字、エレクトーン、子どものころから多くの習い事に挑戦したものの、どれも途中でやめてしまっていた。
「筋トレはやったりやらなかったりしていたのですが、2月後半からは本格的に取り組みました。最初は週3回だったけれど、それでは足りないと思い、時間を見つけて週4、5回に増やし、マットピラティスにも週1回、大会1~2カ月前にはパーソナルトレーニングにも行きました」
福祉関係の仕事で全国を飛び回る生活と両立しながら身体づくりを続けた今城さん。パーソナルトレーニングを受けてからはその効果を実感したそうだ。
「パーソナルでは、気になるところを重点的に見てもらいました。ブルガリアンスクワットなど、下半身トレーニングが苦手だったのが、たとえば呼吸について、吸ってしゃがむのか、しゃがんで吸うのかを確認したり、膝の位置を1、2cm手前にしたり、踵重心にしたりすることで、効くところが全然違うことを実感しました。懸垂も始めて、身体が引き締まってくるのを感じました」
マグネシウムやむくみ取りの漢方を飲んでもあと一歩落ちなかった体重は、思い切ってトレーニングを休み、よく寝たことで2.5kg一気に落ちた。
「嫌なことがあっても、ベストボディで優勝するという目標があるから気持ちはぶれませんでした。大会当日決めていたのは『心から輝くこと』。ステージを思い切り楽しみ、自分らしい笑顔で立つと決めていました。実際ステージでは緊張して、足元から震えが伝わってきましたが、やり切ることができました」
「40代は、人生で初めて『やり切った』と胸を張れる経験をしたい」、今城さんの目標は達成された。
「普通の私でも、やればできる。その姿が、年齢や環境を理由に夢を諦めている誰かの勇気になればうれしいです。私はこれからも、太陽のように、そこにいるだけで周りを明るく照らせる存在でありたい。そして何より、自分自身が心から輝ける人生を歩んでいきたいと思っています」
今城さんは、『自分なんて』と諦めず一歩を踏み出した。その勇気は、挑戦するのに遅すぎることはないという希望を、多くの人へ届けている。
ワンポイント大会用語
・ベストボディ部門
健康的な美しさ、身体を競う部門。引き締まったバランスの取れた身体に加えて、女性らしい美しさのあるスタイルが評価される。
取材:あまのともこ 撮影:岡暁
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。2021年~2025年JBBF登録選手。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。










