7月26日(日)、岡山県岡山市・岡山芸術創造劇場ハレノワで開催された『JBBF第6回日本クラシックフィジーク選手権』。168cm以下級では、ドレッドヘアが特徴的な沖縄出身の真栄里光(まえざと・ひかる/29)選手が昨年の4位から順位を一つ上げ、3位入賞を果たした。

決勝審査を終えた直後、真栄里選手は冷静にステージを振り返った。
「ファーストコールに呼ばれたので、そこでまず安心感はありましたが、これまで負けてきた強い選手たちと並んでいたので、『勝てる』という自信は正直ありませんでした。とにかく自分のベストを出し切ることだけを考えてステージに立ちました!」
腸内疲労の軽減でコンディションUP
今年は腸に目を向けたことで身体がより成長したと話す。
「絞りに関してはここ数年、安定して良い状態まで持っていけるようになっています。Instagramでも発信しているのですが、腸内疲労にも目を向け、減量初期は夕食に食べていたギリシャヨーグルトを抜いたり、食物繊維の内容や量を調整することに取り組んでいます。便通や日常の疲労感などは特に変わらないのですが、仕上がりが良くなる感覚があります」
「ギリシャヨーグルトのタンパク質の種類的(※)に、夜に食べるとやはり消化に労力を要するので内臓疲労の軽減という観点で食べないようにしたのは良かったのではないかと感じています。もちろん、人それぞれ反応なども違うので絶対に良いという訳ではないですが、自分はこうした取り組みで、安定したコンディションを作ることができています」
※乳タンパク質が主に含まれ、その中の約8割がカゼイン(ゆるやかに吸収される)、約2割がホエイ(素早く吸収される)と言われている。
今後の課題はシンプルだ。
「バルクアップですね。特に背中の広がりや全体的なボリュームをもっと出したいです。ボディビルにも出場しているので、腕や肩もさらに強化していきたいと思っています」
真栄里選手はボディビルとクラシックフィジークのダブルエントリーを続けているが、どちらか一方に絞る考えは今のところないという。
「特別にどちらを目指すというのはありません。純粋に楽しいから出ています。ボディビルもクラシックフィジークも、自分の身体に合っている競技だと思っていますし、どちらも好きなんです。毎大会、その時々で一つでも上を目指していった結果、日本大会で優勝を狙える位置まで来られたらいいなと思っています」
今回、特に真栄里選手が効果を実感した腸内疲労の軽減。ついつい頭や肉体の疲労だけに目を向けがちになるが、腸の疲労にも目を向けることでより健康的なボディメイクライフが送れるのかもしれない。
用語解説:
クラシックフィジーク(JBBF):特にバキュームポーズの完成度が重要視されるカテゴリー。ウエストが細く、Vシェイプな上半身のシルエットが重要。
【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。
執筆者:柳瀬康宏
『月刊ボディビルディング』『IRONMAN』FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格は、NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット、リフォーマー。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動もしており、2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに毎年挑戦している。
取材・文:柳瀬康宏 写真:中原義史
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