2026年8月15日、京都府・京都テルサにて『オールジャパンウィメンズフィットモデルチャンピオンシップス2026』が開催された。ワンピーススイムスーツとイブニングドレスで審査されるこの大会には全国から71名のエントリーがあり激戦となったが、オーバーオール5連覇中の女王、安井選手が意地の連覇を達成した。

安井選手はは8月9日、三重県鈴鹿市で行われた『オールジャパンフィットネスチャンピオンシップス2026』ビキニフィットネス身長別で11連覇をめざしていたが、惜しくも敗れ2位。敗戦から1週間経たずに今大会を迎えた。
「あれから中6日で、とても出場できる状態ではなく、棄権しようかと思っていました。どういうふうに気持ちを戻していいかわからない、ステージに立つ資格は自分にはないと思いました」
だがそんな状況でも、安井選手は折れなかった。
「1週間死に物狂いでもがいて、『暗い扉に一筋でも光が差すならば』と思えたのは今朝でした」
本日の大会では笑顔でステージングし、吹っ切れてたように見えた。だが本人に聞くと、優勝という結果は「驚きだった」と言う。
「今日のステージは今までの積み重ねが出ただけで、とてもステージに立てる状態ではなく、このような結果をいただけたこと自体驚きで、感謝の気持ちでいっぱいです。世界一になったときよりも、11連覇が途絶えたときの方がたくさんのメッセージをいただき、力になりました。本当にフィットモデルに救われました」
最後に「本当に、棄権しなくてよかった」と涙ながらに語った。
絶対女王として君臨してきたビキニフィットネスで敗戦してから1週間。通常のメンタルならば、そのまま調子を落としてしまうだろう。だが、外資系銀行と競技のハードな両立や足指骨折から3週間後の大会で優勝など幾多の試練を乗り越えてきた安井選手は、折れなかった。
何度でも立ち上がる安井友梨の生き様は、困難な状況にあるすべての人の背中を推してくれる。
【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。
取材・文:あまのともこ 撮影:中原義史










