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155kgベンチプレスで鍛え上げた大胸筋 25歳のメンズフィジーク新鋭がデビューイヤーにコンテストで躍動

東京都・かつしかシンフォニーヒルズで開催された『2026年第61回東京ボディビル選手権』が7月19日(日)に開催された。東京で一番のボディビルダーやフィットネス選手を決めるこのコンテストにて、メンズフィジーク168cm以下級で優勝を飾ったのは草野知博(くさの・ともひろ/25)選手だ。

【写真】草野知博選手のバキバキに割れた腹筋&逆三角形ボディ(ステージショット5枚)

今年3月のマッスルゲート神奈川大会で初出場優勝を飾り、JBBFデビュー戦の茨城オープン大会を経て、今回ハイレベルな東京都選手権で頂点に立った。ステージでの草野選手は、細いウエストから広がる逆三角形のきれいなシルエットが際立ち、ポージングにも余裕を感じられた。その佇まいを見ただけで「この選手が優勝だ」と感じた観客もいたのではないだろうか。

「フライ系はほぼやらない」プレスだけで胸を作る理由

草野さんが最も自信を持つ部位は胸と肩のフロント面。そのアプローチは一般的なトレーニーとは少し異なる。胸のトレーニングでフライ系の種目をほとんど取り入れず、プレス系に絞っている。

「ベンチプレスやインクラインプレスなど、プレス系の種目全般のアプローチをしています。フライ系はほぼ入れず、たまに入れても1種目入れるくらいです」

フライ系種目も大胸筋をストレッチする種目として重宝されることが多いが、草野さんの体感は、プレス動作の方が胸に刺激が入りやすいのだと言う。「負荷が三頭筋に乗りづらいので、どの角度でプレスをやっても胸で受けやすいんです」。自分の身体の特性を把握し、それに合ったアプローチを選ぶことで効果的に身体を発達させてきた。

レップ数も特徴的だ。プレス系はすべて6〜8レップの低レップで組む。ベンチプレスのマックスは155kg、140kgを3〜4発でセットを組む。高重量低レップで強度を維持しながら、感覚を研ぎ澄ませることを重視している。

体重を増やしながら身体を絞った

マッスルゲートでのデビュー以来、草野さんが主に変えてきたのはポージングとコンディションだ。デビュー戦では前に突っ込むようなポージングになっていたと自覚しており、その修正を照準に定めてシーズンを進めてきた。

「マッスルゲートに出たのも、夏に向けた修正のためでした。一気に直していった感じです」

体重はデビュー戦より1〜2kg増えている。しかし絞りのレベルは上がった。クリーンな食事で筋肉だけを増やしながら体脂肪を管理する、いわゆるリーンバルクのアプローチが功を奏した形だ。

次は8月9日のオールジャパン。全国から強豪たちが一気に集うこの大会で活躍を誓う。

ワンポイント大会用語
メンズフィジーク:広い肩幅、肩の丸み、引き締まった細いウエストに加えスマートなポージング、清潔感のある笑顔などが総合して評価される人気カテゴリー

【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。

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取材・文:FITNESSLOVE編集部 撮影:中原義史

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