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「疲れないようにHPを増やせばいい」運動で心身の安定を取り戻した看護師がコンテスト準グランプリに

8月2日(日)に八王子市芸術文化会館(東京都・八王子市)で『ベスト・ボディジャパン 2026 東日本大会』が開催された。ジャンル別&職業別部門ミス・ベストボディ・ノービスクラスでは、看護師の原田奈苗(はらた・ななえ/ 40)さんが準グランプリを手にした。過去、「消えてなくなりたいほど疲れていた」と言う原田さんは、心のバランスをいかにして取り戻していったのだろうか。

【写真】原田奈苗さんのスラリとした手足が魅力のポージングを含む5枚

お酒やマッサージよりも走ることの方がすっきりできた

「仕事、家事、育児に追われて、消えてなくなってしまいそうなほど疲れ果てていた」と、トレーニング開始前の当時を振り返る原田さん。小さな娘と過ごす時間に、『一人になって休みたい』と思うことに罪悪感を抱いていた。

「ある日、ふと思ったんです。『そうだ!HPを上げればいいんだって。出産前にマラソンをしていたことを思い出し、試しに走ってみたところ、産後太りの身体でも走れたんです」

走っているうちに身体のだるさが取れ、マッサージや飲酒などよりずっと心身が軽くなったことを感じた。

運動している間は、辛いことや不安も忘れられた。終わった後も「何とかなるさ」と前向きになり、心のバランスを取り戻せることが面白く、身体を動かすことに夢中になった。体力があれば、心にも余裕が生まれる。周囲に感謝することが増えたり、イライラが減ったりしたのも大きな変化だった。

「何より、娘の期待に応えられるのが一番うれしいことかもしれません。小学校2年生になった娘は、まだまだ甘えたい時分。トレーニングをしているからこそ、おんぶ、抱っこを求められてもしてあげられる。だから、『筋トレ、ありがとう!』と思っています」

我慢しない食事で楽しくおいしく減量

現在は地元のトレーニングジムに週3回通い、キックボクシングや、レスミルズのボディコンバット、ボディバランス(※)のプログラムで有酸素とダイエットに取り組む。特にキックボクシングは、楽しみながら有酸素と減量ができるので一石二鳥だと話す。

※ニュージーランドに本拠地を構える企業(レズミルズ)と、そのプログラム。ボディコンバットは有酸素系格闘技エクササイズ、ボディバランスはヨガ、ピラティス、太極拳などを組み合わせたプログラム

加えて週2回、24時間制のトレーニングジムに通う。トレーニングの前は、入念にストレッチ。その後、ウエイトトレーニングを実施。背中を懸垂、胸をチェストプレス、サイドレイズで肩、ヒップスラスト、レッグプレス、アブダクションでお尻を鍛えるのが原田さんのルーティンだ。

食事制限においては、保健師として働いていた経験が生きている。モットーは我慢しない食事だ。

「減量期は玄米にスーパー大麦を混ぜています。増量期は餅が最高にマッチしてました。やっぱりパワーが出ますね。あとはセオリー通り野菜・たんぱく質をしっかり取り、脂質を減らすことです」

甘いものが食べたいときは、お菓子を手作り。オートミール、卵、甘味料の羅漢果(※)、シナモン、プロテインを混ぜて焼くだけの簡単レシピだ。

※天然由来の甘味料

「調理はなるべく手間を省き、効率を重視しています。作り置きの日を設けて、集中して作れるだけ作る。毎日の夕食も多めに作り、翌日以降のストックにしています」

時には冷凍食品を活用することもあるといい、作ることを頑張りすぎないことが、上手く食事制限を続けるコツだ。

「疲れた世の女性のヒントになれば」

身体を動かすことをきっかけに心身の安定を取り戻した原田さんに今後の目標を聞いた。

「次の地方大会もエントリー済みで、次こそグランプリを取ります!一番きれいな色のサッシュを手にして、応援してくれている人への感謝を伝えたいです」

コツコツと正しい努力を積み重ねれば、身体と心を健康にすることができる。そんな原田さんの経験は疲れた女性たちの生き方を変えるヒントになるかもしれない。

ワンポイント大会用語
・ベストボディ部門
健康的な美しさ、身体を競う部門。引き締まったバランスの取れた身体に加えて、女性らしい美しさのあるスタイルが評価される。

執筆:増田洋子
編集・ライター。インタビューが好きで医療、ITなどを中心にさまざまなジャンルで執筆中。現在は週に4日、ジムでのんびり運動をしている。東京都在住。

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取材・文:増田洋子 撮影:舟橋賢

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