ベストボディ選手 コンテスト

「50代でもこんな美しくいられるんだ」偶然のネット記事に刺激を受け筋トレ開始した57歳がコンテスト入賞

8月22日(土)にNEW PIER HALL(東京都・港区)で『ベストボディ・ジャパン 2026 東京大会』が開催された。フィットネスモデル部門(※)ウーマンズクラス(50歳~無制限)では、貝塚忍(かいづか・しのぶ/57)さんが4位に入賞した。太ることに怯え、上手く食事を取れなかった貝塚さんは、どのようにしてメンタルを変えていったのだろうか。

※バランス良く筋肉の付いたスタイルやスポーティーな筋肉美が評価されるベストボディ・ジャパンの部門

【写真】貝塚忍さんのギュッと引き締まったヒップを含む5枚

初出場の大会で最下位。「細さは正義」は間違いと気付く

2021年以来、『ベストボディ・ジャパン』に出場し続けている貝塚さん。トレーニングを始めたきっかけもまた、『ベストボディ・ジャパン』だった。

「インターネットで偶然、『ベストボディ・ジャパン』の記事を読んだんです。『50代でもこんなに美しくいられるんだ……』と驚き、いつまでも美しくいるためにトレーニングは必須だと知りました」

それを機にトレーニングを始め、初めて臨んだ『ベストボディ・ジャパン 宇都宮大会』のモデルジャパン部門クイーンクラスでは、まさかの6人中6位だった。

「お恥ずかしい話、『細さは正義』のような感覚がありました。私はかなり細かったため、自信があったんです。でも、1人だけサッシュをもらえず、こっそりと控室に戻ったことを鮮明に覚えています。『痩せていれば美しい』は大間違いなんですね」

今の体型からは信じられないが、貝塚さんは生まれたときから高校卒業時までは、学年で1、2位を争うほどのぽっちゃり体型。その反動から食べる量を極端に減らし、痩せ型になったが、「トレーニングを始めた頃は、再び太ることが怖かったのかもしれない」と振り返る。

「緩やかなカロリーコントロールの方が性に合っていた」

大会で苦汁をなめるまでは、栄養は無視して単にカロリーが低いものを選んで食べていた。しかし、細いだけでは大会で勝てない。それがわかった貝塚さんは食べることの大切さを知り、食事を見直した。そして、ストイックなカロリーコントロールを避けることで体重が増え始め、大会でも結果を出せるようになった。

「強迫観念に駆られての食事をすると、食事ではなく『摂取』になってしまいます。だから、『こっちの食材の方がカロリーは高いけど脂質は低いかな?でも、こっちの方がたんぱく質多そうだな』くらいの感覚で食べるものを選んでいます」

普段の食事では、揚げ物や洋菓子は避けているが、減量期でも白米もためらいなく食べ、「やよい軒に行ったら、中盛り3膳は食べます」と笑う。最近、よく食べるのは十割蕎麦。グルテンフリーも理由だが、単に好きなのと、ビビン麺風や、鶏胸肉やサバを裂いてトッピングするなど、アレンジも豊富で飽きが来ないからだ。

トレーニングは未来の自分を裏切らない!

貝塚さんは「ただ細かっただけの昔よりも、今の自分が好き」と言い、さらなるボディメイクを誓う。

「強者達が集う中で入賞できたことはうれしかったので、日本大会に向けさらに筋肉の強化に励みます。そして、結果を残すことはもちろん大切ですが、今日のトレーニングは10年後、必ず自分にプラスになっていると信じてトレーニングを頑張ります!」

「今の自分が好き」。肉体を変えてきた多くのトレーニーたちが口にする言葉だ。

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執筆者:増田洋子
編集・ライター。インタビューが好きで医療、ITなどを中心にさまざまなジャンルで執筆中。現在は週に4日、ジムでのんびり運動をしている。東京都在住。

取材・文:増田洋子 撮影:舟橋賢

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