「離婚をしたときは本当に落ち込んで、人生のどん底にいるような気持ちでした」。そう話すのは、神奈川県で開催された『ベストボディ・ジャパン2026 神奈川・横浜大会』でグランプリに輝いた栗田詩織(くりた・しおり / 39)さん。離婚をきっかけに始めたボディメイクで約6kgの減量に成功。身体だけでなく、内面にも大きな変化が生まれたという。
【写真】栗田詩織さんの筋トレで整えた美しい姿勢のステージショット

トレーニング歴は約1年3カ月。人生の転機が、身体づくりを始めるきっかけとなった。
「離婚をしたときは本当に落ち込んで、人生のどん底にいるような気持ちでした。しばらく何もできずにいましたが、同時に自分の人生について考えるようにもなったんです。人生は一度きりだし、今日が人生で一番若い日。自分が動かなければ何も変わらないと思い、パーソナルトレーニングや24時間ジムに通い始めました」
崩れたボディラインを筋トレで改善
リモートワークによる運動不足もあり、気になっていたのが下半身のボディライン。トレーナーと相談しながら、身体の悩みに合わせたトレーニングを重ねてきた。
「お尻の位置が下がっていたり、お腹が出ていたり……。反り腰や猫背も悩みでした。そこでお尻を中心に、腹筋や背中も鍛えて姿勢を改善してきたんです。種目ごとに目的があることを学び、どこに効かせればどう変わるのかを考えながら取り組めるようになりました」
食生活も大きく見直した。以前は野菜中心の食事だったが、栄養バランスを意識するようになったという。
「野菜が大好きで ”自分は健康的だ” と思っていたのですが、タンパク質や炭水化物が不足していたんです。今はトレーナーの指導を受けながら、お米やタンパク質もしっかり取っています。毎日のように食べていたスイーツも、大会出場を決めてからは控えるようになりましたね。コンビニに行かないように工夫をしていたら、次第に甘いものを欲しなくなりました」
「炭水化物を削れば痩せる」という情報を耳にすることもあるが、実はそんなに単純ではない。炭水化物はエネルギー源になるので、タンパク質、脂質、炭水化物のバランスや摂取カロリーの見直しをまずは優先して考えると良いだろう。
自分との約束が生んだ新たな自信
「筋トレは華やかなことばかりではなく、地道にコツコツ続けることが大切です。自分との約束をどれだけ守れるかで結果が変わると思います。私はその約束を守るたびに、自分を信じられるようになりました。身体が変わったこと以上に、内面が変わったことが大きいですね」
かつては「私なんて」が口癖になっていたほど自分に自信が持てていなかった栗田さん。今では、自らの経験を通じて挑戦することの大切さを伝えたいと語る。
「以前の私は何をするにも ”私なんて” と思って、なかなか行動できませんでした。でも、ちょっとした気持ちの変化で人生は変えられる経験をしてその考えはなくなりました。もし、以前の私と同じように一歩を踏み出せずにいる人がいたら、ぜひ勇気を出してボディメイクに挑戦してほしいです」
人生のどん底から一歩を踏み出し、コンテストグランプリをつかんだ栗田さん。積み重ねた努力は、美しい身体とともに、自分自身を信じる強さを育んでいた。
執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。
取材:池田光咲 撮影:荒熊流星
-ベストボディ選手, コンテスト
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