マッスルゲート選手 コンテスト

64歳・税理士がテレビゲームきっかけで始めた筋トレでコンテスト優勝 「運動を始めるのに遅すぎることはない」

2026年7月25日(土)に開催された『マッスルゲート群馬大会』ウーマンズフィジークで優勝を飾った税理士の福岡しのぶ(ふくおか・しのぶ/64)さん。競技歴はまだ浅いものの、健康的で美しい身体を目指して積み重ねてきた努力が、大きな結果につながった。

【写真】福岡しのぶさんの64歳とは思えないバキバキボディ
福岡しのぶさん

テレビゲームが筋トレのきっかけ

筋トレとの出合いはコロナ禍だった。

外出を控える生活が続き、「運動不足をどうにかしたい」と考えていた福岡さんが手に取ったのは、任天堂の「リングフィット アドベンチャー」。ゲーム感覚で楽しめるトレーニングに夢中になり、「もっと本格的に身体を鍛えたい」という思いからジムへ通い始めた。

現在は週2~3回、1時間ほどのウエイトトレーニングに加え、週4~5回はオンラインでストレッチを含めた自宅トレーニングを継続。無理なく続けられるペースを大切にしながら身体づくりに励んでいる。

仕事一筋だった生活にも、大きな変化が訪れた。

「今までは仕事が生活の中心でしたが、ボディメイクという楽しみが増えて、毎日が彩り豊かになりました」

税理士という責任ある仕事では、悩みやプレッシャーを抱えることも少なくない。しかし、トレーニング中は目の前の一回一回に集中することで頭がリセットされ、仕事へ戻ったときには前向きな気持ちで取り組めるようになったという。

「トレーニングは身体だけでなく、心も整えてくれる存在です」

目標としているのは、「筋肉質でありながら女性らしい身体」。

健康的で美しい身体こそ理想だと考え、そのためにトレーニングだけではなく、お風呂上がりのマッサージやボディクリームによるスキンケアも毎日の習慣にしている。「お肌のお手入れもボディメイクの一部」と考えるのが福岡さん流だ。

得意部位は太ももとふくらはぎ。鍛える際には「どこの筋肉に効かせたいのか」を常にイメージしながら動作を行い、狙った部位へしっかり刺激を入れることを意識している。

ストレッチの重要性

一方で、失敗から学んだこともある。

筋トレを始めたばかりの頃は、「時間がないから」と十分なストレッチを行わず、いきなり高重量を扱ったことで背中や腰を痛めてしまった経験があるという。

「ウォーミングアップやストレッチは、遠回りに見えて実は一番の近道。今では必ず行うようにしています」

今年から女子フィジークへ挑戦し、大阪大会に続いて出場した群馬大会が2戦目だった。

「出場選手の皆さんが本当によく鍛えられていたので、メダルが取れたらいいなと思っていました。それだけに優勝と聞いたときは本当に驚きました。あとからじわじわとうれしさが込み上げてきました」

64歳でつかんだ初優勝。その経験を通して福岡さんが伝えたいメッセージは、とてもシンプルだ。

「運動を始めるのに年齢は関係ありません。無理をする必要もありませんし、運動が苦手な方でも気軽に始めてみてほしいです」

【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。

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取材・文:FITNESS LOVE編集部 撮影:北岡一浩

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