2026年10月4日、『マッスルゲート京都大会』が京都パルスプラザで開催され、ウーマンズフィジークでは、藤原美典(ふじわら・みのり/40)さんが2位入賞した。藤原さんはここ数年オフシーズンに婚活、オンシーズンにボディコンテスト出場を繰り返している。

お気に入りのラーメン屋の店主に勧められてパーソナルトレーニング開始
藤原さんにはお気に入りのラーメン屋がある。3年ほど前、ラーメン屋の店主からこんなことを言われた。
「お前デブすぎるから俺と同じジムに入って、俺と同じトレーナーにしごいてもらえ」
当時藤原さんは154cm、65kg。仕事で外食することも多く、たしかにぽっちゃりしていた。
「店主の圧が強く、ここのラーメンを二度と食べないか、ジムに入るかの二択だと思いました。私はラーメンを食べるために勧められたジムに入会しました」
そのジムはスタッフがボディビルダーの個人経営24時間ジム。トレーナーがパーソナルでラーメン屋の店主をしごいている姿を見て、藤原さんは「これはやばい」と思った。
「レッグエクステンションを一番重い重量からだんだん負荷を軽くするドロップセットで、店主がもだえるくらいしごかれていました。ジムに行き、パーソナルも受けると言ってしまって引き返せないところまできていたので、とりあえず通うことにしました」
それまでジムに入会したことはあったが、スタジオレッスン中心で筋トレはしたことがなかった。週1回のパーソナルでトレーニングフォームを習い、週3回筋トレをするようになった。
婚活に失敗して大会出場
30代後半、結婚願望もある藤原さんは、結婚相談所に登録して婚活をしていた。
「婚活の成果が出ない私を見たトレーナーから、『2023年中に結果が出なかったら2024年はボディビルの大会に出ろ』と言われました。結局成果が出ず、大会に出場することになりました」
藤原さん自身、筋トレの効果は感じていた。外食の多い生活は特に変わらなかったが、パーソナルを受け始めて半年後、体重が5kg落ちただけでボディラインは引き締まり、見た目が見違えるほど変わっていた。トレーニングは土日と、仕事後外食のない日にしていたが、大会に出ることになり、初めて食材を量り、運動量を増やすために週6回、朝にトレーニングをするようになった。
「白米何g、たんぱく質何g、脂質は取りすぎないくらいのイメージです。それまではお昼も外食しかしていなかったのに、バランスを考え、お弁当を作るようになりました。主なメニューは鶏ハムや鮭、酢キャベツ、ピクルス、白米です。朝5時から7時までトレーニングし、仕事、外食、帰宅という生活になりました」
トレーニングは全身法。脚は週1回のパーソナルで追い込んでもらうため、その他の部位を一日でトレーニングする。背中2種目、胸1種目、肩2、3種目、二頭三頭各1種目、腹筋だそうだ。
「弱点が肩なので、今年は肩と背中をがんばりました。サイドレイズ、プレス系、アップライトロウやミリタリープレスです。軽いダンベルで高レップ、重いダンベルで低レップやって様子を見ながら繰り返しました」
大会出場のために20kg減量し、ラーメン屋の店主には「お前がここまでできるやつだとは思わなかった」と言われた。しかし、大会が終わるとすぐ太ってしまう。
「65kgから20kg減量し、また65kgまで太って減量するという繰り返しです。今年も3月に婚活が一区切りし、このまま40歳になるのはいやだな、と思っていたら誕生日の前日にマッスルゲート京都大会があったので、30代を悔いなく終えたいと思って出場しました。今回も17kg減量したので、今度は太りすぎないよう50kgくらいまでに抑えて婚活を始めます」
ラーメンを食べるために始めた筋トレは、藤原さんの身体と生活を大きく変えた。始める理由は何であっても、一歩踏み出して続けていけば、人は変わることができるのだ。
【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
取材:あまのともこ 撮影:岡暁
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。2021年~2025年JBBF登録選手。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。










