「すべての病気は腸から始まる」——医学の祖と呼ばれるヒポクラテスが残した言葉です。はるか昔から腸の大切さはこのように認識されてきました。現代でも腸活が脚光を浴びています。今回は腸を整えるトレーニングをご紹介し、その実践でカラダを整えていきます。
※Woman's SHAPE&Sports vol.29に掲載された「元宝塚・拓麻早希 生尾美作子 美・腸トレでカラダを整える」をWEB用に編集したものです。
元宝塚・拓麻早希 生尾美作子
美・腸トレでカラダを整える

いくお・みさこ
大阪府出身。1995年に宝塚音楽学校へ入学し、97年には宝塚歌劇団星組に入団。男役・拓麻早希としてドイツ・ベルリン公演や、日中国交正常化30周年中国公演など、出演は1000公演を超える。2002年に退団し、マッスルミュージカルや劇団☆新感線の舞台、テレビなどで活躍。05年からは女性専用フィットネスButterflyLifeを立ち上げ、東京・目白椿の坂スタジオでダンス講師も担当している。
私たちがお母さんのお腹の中にいる時、脳や心臓よりも先に作られるのが腸です。とても大切な臓器で、「第二の脳」とも言われています。
最近では研究分野だけでなく一般の方にも腸の重要性が浸透してきて、腸活が当たり前のように言われるようになってきました。便秘といった問題だけでなく、“健康・綺麗になりたいんだったら腸活”ということで、みなさんも日常会話の中で使われることがあると思います。
私たちは2020年からの感染症の流行で免疫の意識がとても高まりましたが、この免疫に関しても腸が大変重要な役割を果たしています。コロナ禍を経て、免疫力を高めることが健康的な生活を送る上で必要な世の中になったと感じます。
腸の状態をよくする=免疫力を上げるには適度な運動をする、質のよい睡眠を取る、ストレスを解消するといったいろいろな方法があります。
腸を活性化、整えることで私たちには様々なメリットがあります。便秘の解消はもちろん、ダイエット効果の向上、太りにくくもなりますし、お話したように免疫力もアップします。また最近では研究が進み、睡眠の質が上がったりメンタルの安定化、幸せホルモンといわれるセロトニン、緊張やストレスを抑える神経伝達物質であるGABAも増やすと言われていて、腸が心身の健康に果たす役割がどんどん分かってきています。
今回はそんな腸の状態をよくするために運動でのアプローチ方法を共有させて頂ければと思います。ご紹介する4つの方法はいずれもバランスボールを使って行います。
lesson.01 腸腰筋、腰周りのストレッチ①
ゆっくりでいいので、骨盤をなるべく大きく動かすこと。回していて突っかかる部分があるので、その突っかかりが無くなるまで回し、無くなったら逆回しをする。
①バランスボールに腰掛ける。両手は腿に置き、足はボールにピッタリつけず少し前に置く
②そこから自分を軸に
③大きな円を描くように
④腰を回して
⑤ボールを動かしていく
NG/OK 背中を伸ばし過ぎると腰がよく動かないので、背を張り過ぎないよう注意する

lesson.02 身体背面のストレッチ
①片足を伸ばしてバランスボールに座る。身体は正面に向ける
②伸ばした足は真横ではなく斜め45度に。身体を爪先の方に向ける
③身体を前方に倒していき、フレックスにした爪先を持つ。反対の手は背中側に回す
④左肩を閉じるようにして、身体全体を閉じていく(背中と身体背面の筋肉が伸びる)
⑤左肩を元に戻す(左肩を元に戻すことで身体全体も元に戻る)

lesson.03 身体前面のストレッチ
①脚を前後に開きバランスボールを横にして立つ
②ボールは下に押さえつけるイメージで、反対の手を地面と水平に伸ばす
③手を上に持っていき
④息を吐きながら身体を大きく曲げていき、この後戻してくる
※③④の動きを繰り返す。④の動きをする時に息を吐くのを忘れない。反対側でも同様に行う
脚は前後に大きく開く
NG カラダは常に引き上げる。力が抜けて、背中が丸まったり、首が落ちてしまわないように意識しましょう

lesson.04 腸腰筋、腰周りのストレッチ②
①爪先を立て、地面に膝をついて座る。両手はカカトに乗せる
②そこから腰(お尻)をグッと持ち上げる(手はカカトにつけたまま)
③アゴを引き、おへそを後ろに戻す感じで左のお尻を下ろしてカカトにタッチする
④お尻をグッと上げて再び戻し
⑤今度は右のお尻を下ろしてカカトにタッチさせる
※左右に腰を振りながら身体を下ろしていく

取材・文_長谷川亮 撮影_AP,inc.










